過去問を制する者は試験を制する

今回は1陸技試験勉強の方法の一環として、過去問集の活用術についてお話します。

タイトルにもある通り、国家試験を受けるにあたって過去問集をひたすらやり込めば、ある程度の力がついてきます。そして、1陸技を受験しようとする多くの方は過去問集を使って勉強をしていることと思います。

が、この過去問集。なかなか存在感はんぱない分厚さと重さですよね。

サイズ感が分かるよう、試しに缶コーヒーと並べてみました。缶コーヒーほどの厚みではないものの、たいして差がないような気がします。

これを毎度毎度持ち歩いたり、解きたい年度のページを開いたりするのってなかなか気苦労が絶えないですよね。

そこで私が考えた方法を以下からご紹介します。

1.過去問集は丸ごと1冊で使わない

1陸技の過去問集は丸ごとそのまま使用するには不親切過ぎる上にやる気を削がれる代物です。

なので、購入したらまず裁断しましょう

まずは本体から表紙をばりっと剥がします。

カッターで各科目ごとにその先頭ページの所で切り離してバラバラにします。背表紙部分がざらざらで手触りが良くないので、製本テープなりマスキングテープなりを貼って完了です。

これをやるメリットは、

各科目別の小冊子に仕上げたことで、持ち歩きやすい&ページが開きやすい&科目ごとの勉強が集中してできる

分厚くて近寄りがたかった過去問集がより身近で気軽に付き合える存在になる

などがあります。

2.勉強のお助けページ「出題状況」一覧をフル活用

1陸技の勉強でぜひ活用してほしいのが、過去問集の巻末に掲載されている「出題状況」の一覧表です。

法規の問題の後に載っているもので、過去10回に渡る試験の問題の出題傾向が、科目別および項目別に記されています

これですね。

この「出題状況」の表をコピーして、先ほど切り離した過去問集のそれぞれの冊子の裏表紙に貼り付けます

こんな感じです。これをやるメリットは、

・科目別冊子の目次代わりになる

・特定の項目について集中的に問題を解きたいとき該当ページを探すのが楽になる

・科目別冊子の背表紙にすることで冊子の強度が増す

などですが、私の場合、解けた問題や完全に理解できて自信をもてる問題などにマーカーで色を塗っていました。そうすると、自分がまだ解けない問題や苦手な項目が一目瞭然になって便利なのです。

例えばこんな感じですね。電磁測定について弱いというのが一発でバレます。

1陸技の勉強はなかなか骨が折れる上に、少しの時間も勉強に割きたいところです。分厚かった過去問集も切り離して小冊子化することで、持ち歩きが容易になり、通勤通学の電車の中でも手軽に開けるようになります。

過去問集を活用する際はぜひ切り離すことをおすすめします!